USJの魅力1~パークの雰囲気は「バックロット」が作っていた
バックロットとは?
ユニバーサル・スタジオは映画制作スタジオへゲストを迎え、セットの中で繰り広げられるショーやアトラクションなどによって、たっぷりと映画の世界へ飛び込んで楽しんでもらおうというのがコンセプトのパークです。
もちろんUSJも、他のユニバーサル・スタジオと同じく「映画の世界へ飛び込もう」をコンセプトに作られ、デビューしました。
そのおかげで、USJ内のどのエリアも、全て映画の手法や技巧を凝らしたセットでできています。
現在は、「世界最高を、お届けしたい。」というコンセプトの通り、USJに行けば様々なワールドクラスのエンターテインメントが楽しめる、そんなパークに変わりました。
でもパーク内の空間は、映画スタジオの世界がベースになっていることに変わりありません。
パーク内は見渡す限り、セットファサード(建物表面だけを作り込んだ映画セット)で街並みが構成されていて、建物やストリートは、どこを使っても映画の撮影ができるように、ハリウッド仕込みの職人さんたちによってすべて丁寧に仕上げられ、日々手入れされています。
このような、いつでも映画が撮れるように整えられた撮影用地のことをバックロット(Backlot)といいます。
USJの中は、そのほとんどがバックロットとなっているため、パーク内の通りはバックロット・ムービー・セット・ストリートと呼ばれます。
また、バックロット以外にも、「Stage14」や「Stage22」などと書かれた撮影用のスタジオが点在し、これらもまた、「ここは映画撮影のためのスタジオなんだ!」という雰囲気をさらに盛り上げてくれます。
USJのバックロット
それでは、USJのバックロットを紹介していきましょう。
まずは、ハリウッドの雰囲気が漂う「ハリウッド大通り(HOLLYWOOD BOULEVARD)」
ハリウッド大通りでは、マリリン・モンローがウインドウショッピングしていたりする姿にも遭遇できます。
次は、様々な映画で登場する「ニューヨーク図書館」
後のページで説明しますが、このニューヨーク図書館周辺は「書き割り」とセットファサードが見事に融合して風景を作っています。
こちらは、42番通り(42nd STREET)
セントラル・パークの風景
アミティ・ビレッジにある「ムービープロップ(映画の小道具)」もいい感じ♪
坂の街サンフランシスコのケーブルカー軌道も再現
そしてサンフランシスコには港町の風情も♪
ハリーたちが待っている...わくわく
ホグズミード村はどこからみてもハリー・ポッターの世界そのもの
ミニオン・パークはミニオンたちがハチャメチャし放題♪
このようにエリアごとのバックロットを眺めながら、その雰囲気の違いを味わうのも楽しいものです。
次のページでは、そのバックロットを構成する大きな要素、「セットファサード」を紹介しましょう。