深傷検査@USJ

14日は、大阪市の立ち入り検査が行われた。
エキスポ、風神雷神Ⅱの事故を受けての施策だ。
ライド系4つのアトラクションを検査した。


多数のゲストを繰り返し乗せるわけだから、
真剣に、「安全第一」で運営してもらわないとね。
簡易的に行われる目視点検、打音検査だけでは心もとない。
当然、亀裂等がないか浸透液や磁粉を使った深傷検査、超音波検査等も定期的に行わないと、深い部分はわからないからね。
そして、重要な保安部品は定期交換する。
元々、金属加工を専攻していたんだけど。
金属なんて、ホント脆いもの。
いくら硬そうに見えても、繰り返し「しわ寄せ」が来る部分に疲労が生じるのは当たり前。しかも、硬い金属ほど、疲労部分は一気に破断してしまう。この場合、何の前触れもない。
「そんな疲労、眼で見ても、叩いてもわからないよ。」
今回のようにそれが車軸であれば、脆性破壊が即大事故になってしまう。
脆くなる前に、当該部品を交換すれば当然破断はしない。
1サイクルの走行につき、どの部品に、どういう応力が何度働いて、
どういうような危険が内在するか。
また、個々のパーツが何回の走行に耐えうるの寿命なのか、を全てリスト化する。そして、それに応じて安全対策を講じる。いつどれを交換すべきかをチェックしなければならない。
もちろん、このようなチェックはしているんだろうけれど。
チェックしただけではダメ。事前に、早めに安全措置の実行を。
そう、実行しなければ意味がない。
エキスポはなぜ交換しなかったのか?
保守マニュアルも頭に入っていなかったみたいだけれど。
ダメじゃん。「殺人マシン」を走らせるパークになんか誰も行かないよ。大阪でも遊園地の老舗、しかも、うちからも近いだけにすごく残念。
今回の事を教訓に、コースターなどを運営しているところは、安全マージンを、よりアップして運営にあたって欲しい。今よりも厳格に。
だって、評価Aでダメだったんだから。
評価AAAでないと運行許可をしないとか。
5年で交換する部品なら、4年で交換する方が良いのではないかとか。
いろいろと、これを機に内規も見直してみては?
とにかく、多数の命を預かっていると言う事を再認識して
安全至上主義で運営してくださいね。
たのんまっせ!

投稿者: USJWalker

趣味は写真、映画鑑賞、モータースポーツ(特にラリー)、そしてUSJをブラブラすること。 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン®のファンサイト「USJそぞろ歩き!」を運営。ブログは「USJWalkerの隠れ家」。暢気な自由人。愛機(カメラ)はD500、D300S、GX200、動画はHDR-SR11。愛車はALTEZZA。

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