スーパー・ウェット・タイム考

今年のUSJ、メインテーマはハッピー・サプライズ
てことで、夏のテーマはハッピー・サプライズ・サマー
しかし、今年はワンピース・プレミア・サマーという別の顔もある
今日はハッピー・サプライズ・サマーの一つ
ジュラシック・パーク・ザ・ライドのスーパー・ウェット・タイムを
改めて検証しようと思う
なぜ「スーパー・ウェット」なのか
それは、下記の2つの着水直後の写真を比較すると一目瞭然だ
これは、ノーマルバージョン

普段見慣れた光景
この後、船首がダイブした瞬間に船首部分から水しぶきを上げ
主に最前列や両側に座っているゲストがびしょ濡れになる
おしりは、もともと座った瞬間から濡れているがそれはおいといて
で、スーパー・ウェット・タイムにおける着水直後の瞬間がコレだ

おいおい！
両側から、わざとらしいスプラッシュが出てるやん！
これがね．．．
ちょうどライドに命中するように
スコールを浴びせている
てことで、まんべんなく全員びしょ濡れになるという訳
あわよくば、あまり濡れないでおこうとか
ヨコシマな考えを抱いているあなた
無駄だよ(笑)
どこにいてもびしょ濡れ
それがこのサプライズなのだ

最近、写真というものに対して苦悩している
USJにいると綺麗な華やかなものばかり撮れるんで
ついついそれらばっかり撮ってしまう
もちろん、USJの紹介している以上
精力的に撮影し、取材するのは当たり前なんだけど．．．
本当に撮りたいものは
人間、街、それらの混沌なのかもしれない
人間がうごめく所に作為がある、欲望がある、衝突がある
それらはそんなに綺麗なものではない
でも、それらを撮り繋いでゆきたいと思っている
スナップカメラマンとしてね
しかし、風景も好きだしポートレートも好きだし
そういう美しいものも撮り続けたい
悶々としてしまう
今日も新世界やミナミを撮り歩いてみた
でも、表面的な華やかなものばかり撮ってしまった
それでいいのか
自問自答しながら
この解を見つけるためには
もう一度、じっくり同じ街を見つめてみるしかない
ただ、今日切ったシャッターは今日の思いとして
大切にしよう
スナップを撮りながら、街を見つめていると
その良さもわかるし悪しき部分も見えてくる
また悶々とする
それらからしばし解放してくれるのがUSJ
全てが輝いていて、とても綺麗だ
犬も歩けばサプライズに当たる
てな具合に非日常から抜け出せる．．．
ん？
今日は一体何を言ってるんだ？
ま、今はそんな悩みを持ちながら
「写真」なるものに対峙しているんよね
初めてカメラを手にして「幾年月」
いろんなフィルムサイズにチャレンジもした
モノクロフィルム時代は暗室作業も堪能した
焼き具合や印画紙の調子、トーンについて写真仲間と喧々諤々議論したり
そういや、あの頃は構図がどうのこうのといった議論はなかったなぁ
がむしゃらに被写体を追っては、かぶりついていた
そんな時代もあったんよ
で、完全にデジタルになった今は
頭が先行してしまい悩みに悩んでいる
だから開き直ってシャッターを切っている
もっともっとあらゆるものを見つめて
量を撮らないと解決しないかも知れない
ホント「写真」て奥が深いね
ま、これからも
自分流になんとかやって行こう
て、それしかできないから
それぞれの時代に影響を受けつつ
それらの瞬間をボクなりに記録し続けてゆこう
いつか振り返った時に、それらを楽しめるように
ではまた
Have a nice day！