ほんまにドムの愛車や!~ワイルド・スピード~

ボクの大好きな映画「ワイルド・スピード」
その劇中で使用された実車、しかも主役のドミニク(愛称ドム)が乗っていたダッジ・チャージャー(DODGE CHARGER 1970)がUSJに来るという情報を知り、今回インパするのモチベーションとなった。
ということで、早速USJ展示初日の2023年6月10日に会ってきた。

ワイルドスピードの原題は「THE FAST & FURIOUS」
今回展示されるクルマは、ドムの愛車ダッジ・チャージャーだ。
様々なクルマが登場する映画なんやけど、このダッジ・チャージャーが一番好きなんよね。

展示場所は、エントランスから入って、まっすぐまっすぐ進んだニューヨーク・図書館の書き割り前。

出会って、思わず心が叫んだ「かっこいい!しぶい!しぶすぎる!」
そして、撮った写真がこれ。

The Fast and Furious~Dodge Charger 1970~

初撮りは、普通に立って撮ったんやけど、このグラマラスなクルマの迫力は伝わってくるかな?

この後ダッジの周りをぐるぐると回りながら写真を撮り、ずっと眺めたりしていた。

いろいろと取った中でボクの好きなアングルはこれ。

The Fast and Furious~Dodge Charger 1970~

マッスルカーは、ローアングルが迫力もありいい感じに見える。

敢えて全体を入れないのもありかな。

The Fast and Furious~Dodge Charger 1970~

いかにも、アメリカン・マッスルカーって感じ♪

で、ここまで見たあなたはお気づきになっただろうか。。。

ボンネットからなにか奇妙なオブジェが顔を出している。
なんか攻撃してきそうな三連の丸い筒がある。

The Fast and Furious~Dodge Charger 1970~

これは、スーパーチャージャーといって、エンジンの回転を用いて、エンジンへ圧縮空気を送る過給器。これが効くと、エンジンの出力がグンとアップして速く走れる。通常はエンジンルームに納まっているものなんだけど、あえてボンネットから飛び出させたスーパーチャージャー付きのクルマといえば、映画「マッド・マックス」でメル・ギブソンが操る「V8インターセプター」が、あの時代を知っている世代には有名やね。

そもそもこの年式のダッジ・チャージャーはレース指向のベース車両なんだけど、そこへさらにスーパーチャージャーでパワーアップさせて、さらに戦闘力をアップしている。見た目にもいかついけど、そのパワーもかなりいかついよ。

低速域からは、抜群のトルクで車速を上げ、ここぞというときにナイトロシステムを稼働させてぶっ飛び、一気に競り勝つ。このボンネットを見ていると、映画で観たあの走りを生み出すポテンシャルを彷彿とささせる。

リアビューは、真後ろから撮るとこんな感じ。

The Fast and Furious~Dodge Charger 1970~

リアオーバーハングが長いので、タイヤが隠れてしまう。

角度を変えてみるとこんな感じ。

The Fast and Furious~Dodge Charger 1970~

軽いダックテールがチャームポイント(笑)

フロントを横から見ると。。。

The Fast and Furious~Dodge Charger 1970~

装着タイヤはAZENIS 245/40R18、そしてホイールはHREパフォーマンスホイール。キラリと光るリムとたくましいスポークの奥で、ブレンボの紅いブレーキキャリパーが足下に彩りを添えている。

ブレーキディスクローターが適度摩耗しているのは、激しい制動にさらされた証やね。

リアを横から見ると。。。

The Fast and Furious~Dodge Charger 1970~

まず、目につくのは、ブレンボを贅沢に装着したダブルキャリパー。強い制動力を得るための工夫がうかがえる。

そして、フロントと違って扁平率の低いぶっといタイヤをはいているね。。。

M&HのRACEASTERや! これほんまに、ばりばりのドラッグレース用やで!

トレッドパターンが気になってしゃがんでみると。。。

The Fast and Furious~Dodge Charger 1970~

うん、ドラッグレース用やね。

タイヤの主な接地面に当たる中心部に溝がなくのっぺりしているのは、スリックタイヤのごとくタイヤ剛性を高めて、思いっきりダッシュするために、あえて溝がない。

スタート前に、バーンアウト(白煙が出るほどホイールスピンさせる状態)させて、タイヤの温度を上げ、GOサインと同時に飛び出すには、こんなタイヤが最も適している。このタイヤもそんな使い方を散々されたみたい。

また、タイヤショルダーも損傷があるあたり、かなり激しいコーナリングを強いられた感じがする。てか、していたに違いない。

ここで、フロントタイヤに戻ってみると。。。

The Fast and Furious~Dodge Charger 1970~

きちんと、溝があるね。これは低扁平率と相まって曲がりやすくするためのチョイス。

ちらりと除くラジエーター周りの様子を見ても、これが普通のクルマでないことが分かる。

で、社内の様子はどうか。

The Fast and Furious~Dodge Charger 1970~

三角窓と、丸いドアミラーが懐かしくって可愛いやん♪

そんなことより、内装や、メータパネル、ステアリングホイール(ハンドル)、全てがレース仕様になっているのが素晴らしい。

ステアリングの一部が黄色くなっているのは、激しい操作をしているときに、どこが上なのかを瞬間で判断しやすいようにマーキングしているんよ。

あと、バケットシートや4点式シートベト、社内に巡らされたシルバーのロールケージが安全性能をアップさせている。
おそらく、ボディも剛性を高めるような補強をしまくっているはず。

ここで、とっても気になるのがシフトレバー。

周りで観ていた若い男子が社内をのぞき込んで「あれ、これオートマやん、ミッションちゃうやん。なーんやたいしたことないなぁ」と捨て台詞を吐いて去って行った。

内心「オートマもミッションやで。それを言うなら「マニュアルちゃうやん」やで」と思った。。。

そう、確かにこのクルマ「オートマ」なんです!

これだけのモンスターマシンでドラッグレースするなら、クラッチ操作をしない分オートマの方が早い事が多いので、車種やドライバーによってはよくオートマが採用される。マニュアルだからたいしたことない訳ではなく、むしろ最適なチューニングの解なんよねさりげなくさりげなくボンネットピンがボンネットやトランクに付いているのも、軽量化が施されたマシンの証拠。

で、もう一度シフトレバーを観ると、個性的なジグザグにパターンのSIDRWINDERシフターがいる。これがガシガシと操作されながら、ドムと一緒に劇中のシーンを駆け抜けていたんやと思うと、感慨深いものがある。

今日 2023/6/18(日)で展示が終わる。初日に行っておいて、最終日アップするアップするというのは、ある意味ワイルド・スピードな執筆か💦

とにかく、本物のすごさを間近で見せて下さった関係者の皆様へ感謝。

The Fast and Furious~Dodge Charger 1970~

ではまた!
Have a nice day!

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