◆今年のユニバーサル・スタジオ・ジャパン™のテーマは
「キャラクター・ワンダー・イヤー」
ゲストに家族連れが多いことを考慮して
ウッディーやスヌーピー、シュレック、ハローキティなどの
キャラクターを総動員して、子供からお年寄りまで、
あらゆる年齢層が楽しめるパークにしようというものです。
でも、この企画に関してゲストの間では賛否両論があるようですね。
「映画がテーマの路線から外れてきている」
「大人のテーマパークでなくなる」
といった意見もあれば
「キャラクターのショーが多いと子供が喜ぶのでうれしい」
「子供が楽しめないテーマパークって、意味がない」
などなど…
私自身は、キャラクターを前面に出して集客する事は悪くないと思います。
でも、理想を言えば、映画に特化したテーマパークとしての
ポリシーを維持・追求して、まさに日本でたっぷりとハリウッド気分が
味わえるパークであって欲しいと常々願っているんですけどね。
でも、幅広い層から支持されるパークでないと、という気持ちもあります。
まあ、USJは大阪のみならず関西活性化の一端も担っていますから、
いろいろと多様化してしまうのはやむを得ないのかも知れません。
テーマは「映画」というくくりから、ひとつ上の階層である
「エンターテインメント」という大枠へ変貌しているようです。
スタート当初は、アメリカのエンターテインメントを
中心とした “大人のテーマパーク” が売りだったUSJ…
動きや爆音などの激しい、スリリングなアトラクションを売りにしていました。
バック・トゥ・ザ・フューチャーのテーマがBGMに流れ、T-REXが暴れている
テレビCMを「どんなにすごいもんができたんやろ?」ってワクワクしながら
見入っていたことを覚えています。
実際に、パークへ入ると、そこは古き時代のアメリカでした。
その街並みと美しいBGMによって作り出される独特の雰囲気に魅了されましたね。
初日に体験したアトラクションは、バックドラフトだけです。
元々、行列が嫌いなので、1時間以上も待てないんですよ。
当時、無料Eパスが使えたのでバックドラフトに使用しました。
結局その日は、各エリアの雰囲気や食事を楽しんで終わりました。
建物やショーケースをじっくり見物したり、
フードスタンドやカートの軽食を買い食いしたり、
たくさんあるショップをはしごしたり、
アトモスを見たり(当時はあまり真剣には見ていなかったですが)、
それで十分楽しかったです。
確かに、大人が楽しめるパークだと思いましたね。
でも、アメリカの本物志向と派手なアトラクションだけでは、
家族連れにとってはどうなんでしょうね?
人気アトラクションに長時間並んだり、爆音や振動がしたりするのは
やはり、小さなお子さんやお年寄りには厳しいパークとなっちゃいます。
そう考えると “大人が楽しめる” 部分を維持しながら、
小さなお子さんからお年寄りまでが満足できる、穏やかで楽しいイベントが必要です。
そういった意味では、アトモスフィア・エンターテインメントは結構楽しめるものが
多く企画されてきました。でも、アトモスで集客するにはちょっと弱いですね。
初めて入場されるゲストには、アトモスの良さは事前に伝わりにくいですし。
やはり、ハリウッド・プレミア・パレードのような大型のイベントが必要でしょう。
今回、始まるショー・アトラクションは以下の通りです。
3/19(土)からは「スヌーピー・アクション・ステージ」がウエスタン・エリアで、
4/16(土)からは “新しいパレード・ショー” がニューヨーク・エリアの
グラマシー・パーク周辺で始まります。
4月からのパレード・ショー、規模としてはハロウィンの時期に行われる
「ビートルジュースのホーンテッド・ビート」クラスでしょう。
ゲスト参加型かな?まあ、どんなショーになるのか少し楽しみです。
◆ちょこっと本音
大人が楽しめる、映画に関係したアトモスがもっと増えて欲しい…